矢印と線は、物事の関係を見える形にします。フロー、依存関係、注釈、前後の流れ、引き継ぎ、原因と結果のつながり、軽い図解に使います。キャンバスを見る人が、どのオブジェクトがどうつながっているのかを推測しなくても読めるようになります。
ALLOでは、矢印と線は図形ツールの一部です。デスクトップのツールバーでは、独立した矢印ボタンではなく、図形と矢印の入り口として表示されることがあります。図の中のオブジェクトには図形を使い、それらをつなぐために矢印や線を使います。
利用できる範囲と権限
| 利用できる場所 | 利用できる対象 | 操作できる人 |
|---|---|---|
| デスクトップのキャンバスツールバー、図形ピッカー、デスクトップのキーボードショートカット | オブジェクト作成が有効な編集可能キャンバス | 編集権限のあるメンバーは、矢印と線を追加、移動、スタイル変更、グループ化、ロック、複製、削除できます。コメント権限のある人は、コメントが使える場所でコメントできますが、矢印や線を作成したり変更したりすることはできません。閲覧のみのユーザーは図を確認できます。 |
矢印と線は、モバイルでの作成や編集ツールとしては対応していません。図を作ったり細かく調整したりする場合は、デスクトップを使ってください。
矢印と線を使う場面
方向が意味を持つときは矢印を使います。顧客フローのあるステップから次のステップへ進む流れ、原因から結果へつながる関係、判断から結果へ進む道筋には矢印の先端が合います。関係が中立的なときは、通常の線を使います。たとえば、関連するスクリーンショットをまとめる、ラベルを特定の範囲につなぐ、2つの項目が同じシステムに属していることを示すような場合です。
レビュー中に一時的に強調したいだけなら、ペン描画で丸を付ける方が向いています。会議が終わったあとも読み取れる関係として残したい場合は、矢印と線を使います。
矢印だけに意味を背負わせないでください。矢印が「法務レビュー待ち」を意味するなら、ラベルを付けます。線が「同じ顧客セグメント」を意味するなら、近くにテキストを置きます。図は、ライブセッションに参加していなかった人があとから読んでも意味が通る状態にしておくのが理想です。
フリーフォームホワイトボードでは、矢印は見える関係を描くだけではありません。スマート矢印はキャンバスオブジェクトに接続でき、あるオブジェクトが次のオブジェクトにつながる文脈をAI StudioやObject Chatが理解する助けになります。
矢印と線を追加する
キャンバスにキーボードフォーカスがある状態で A を押すと、矢印スタイルの線ツールを選択できます。図形ピッカーを開いて、線や矢印のオプションを選ぶこともできます。S ショートカットは、より広い図形ツールを開きます。
線をキャンバスに置いたら、選択時に表示されるハンドルで位置とサイズを調整します。2つのオブジェクトの関係を描くときは、まず大まかに置き、接続先のオブジェクトの位置が決まってから整えます。先にボックスを動かし、あとで矢印を調整すると、余計な手直しが減ります。
作成元のコントロールでは、通常の線と矢印スタイルの線が分かれています。通常の線には、初期状態ではマーカーがありません。矢印スタイルの線では、標準的な矢印の先端や、ピッカーに表示される他のマーカー形状を選べます。
線のスタイルとマーカーを整える
選択したオブジェクトに表示される線のコントロールは、インラインツールバーで操作します。矢印や線を選択すると、利用できる場合は線の色、不透明度、影、線のスタイル、曲線やスムージング、マーカー、コメント、削除の操作が表示されます。
線のスタイルには、実線、破線、点線があります。主要な流れには実線を使います。任意の経路、仮説、将来の状態、確度の低い関係には破線や点線を使います。重要な図では、その使い分けをテキストの凡例で見えるようにしておきます。
マーカーの選択肢は、線の種類によって変わります。矢印スタイルの線では、標準的な矢印、丸、四角形、ひし形、その他の利用可能なマーカーを表示できます。1つの図では、マーカーのルールを1つにそろえるのが基本です。複数のマーカーを混ぜるのは、それぞれが明確な意味を持つ場合だけにします。
図を配置して重なりを整える
矢印は、つなぐオブジェクト同士のあいだに見えるべきもので、キャンバス上のすべての内容より前面に出すものではありません。大きな図形の後ろに線が隠れたり、覆うべきでない内容の上に浮いて見えたりする場合は、オブジェクトメニューの前面へ移動、背面へ移動を使います。
矢印と関連オブジェクトをグループ化するのは、そのセット全体を一緒に動かしたいときだけです。たとえば、小さな注釈用の矢印とラベルはグループ化できます。ワークフロー図全体は、編集中はグループ化せずに残し、レビュー後にグループ化またはロックする方が扱いやすいことがあります。
背景図形をレーンとして使っているキャンバスでは、矢印はレーンの図形より上、できれば重要なラベルより下に置きます。接続先のオブジェクトを動かしたあとは、矢印の先端と端点を確認します。矢印も図を構成する見える要素なので、レイアウト変更のあとに最後の見直しが必要です。
共同作業とコメント
関係そのものに議論があるときは、矢印へのコメントが役立ちます。「この引き継ぎは本当にここで起きるのか」「この依存関係はまだ正しいのか」「これは任意の経路にすべきか」といった確認です。片方の端点について話しているなら、その端点のオブジェクトにコメントします。変更対象に議論を結び付けておけます。スレッド全体の使い方は、コメントとメンションを見てください。
ライブワークショップでは、矢印を入れるだけで、散らかったキャンバスが実際より整理されて見えることがあります。参加者がまだアイデアを出している途中ではなく、関係について合意してから矢印を追加します。発想を広げる段階では、まず付箋から始め、重要なパターンをあとでつなぎます。
例
顧客フローでは、発見から購入、サポートまでの道筋を矢印で示します。一部の顧客だけが通る経路には、破線の矢印を使います。
システム図では、サービスを四角形、データストアを円柱、データや引き継ぎを矢印で表します。意味がすぐに伝わらない矢印の近くには、短いテキストオブジェクトを置きます。
講評用のキャンバスでは、ラベルから画像やモックアップ内の具体的な箇所へ短い矢印を引きます。その印が一時的なもので十分なら、ペンの丸でも足ります。キャンバスの一部として残すべきなら、矢印を使います。
うまくいかないとき
A を押しても何も起きない場合は、キーボードフォーカスを確認します。テキスト、コメント、ブラウザ入力欄に入力している間、ショートカットは無視されます。キャンバスの何もない場所をクリックしてから、もう一度試してください。
矢印がつながっているように見えても、図を並べ替えたあとは共有前に両端を確認します。安全な習慣は、先にオブジェクトを動かし、そのあと矢印とラベルを整えることです。
線のスタイルに意味を持たせる場合は、そのルールを書いておきます。点線や破線は、すべての読者にとって自明ではありません。
