テーブルが役立つのは、すべての行が同じ問いに答えるときです。1行がベンダーなら、どのベンダーにも同じ項目が必要です。1行がアクションなら、ステータス、担当者、期限のルールを揃えます。この設計がなければ、AIは見た目だけ整った作り直しの必要な表を返します。
行と列そのものが成果物になる比較、チェックリスト、評価表、データ抽出、一覧、実行計画には、AI Studioのテーブルを選びます。結果はスプレッドシート形式のキャンバスオブジェクトとして編集できます。
要約
- テーブルを置く編集可能なキャンバスを開きます。
- AI Studioに使わせるソースオブジェクトを選択します。
- AI Studioを開き、テーブルを選びます。
- 必要に応じてアップロード済みの添付ファイルや公開URLを追加します。
- 列見出し、1行が表すもの、行の順序、値がない場合の表記を決めます。
- 送信を選びます。
- 数値、単位、スコア、担当者、空欄を中心に、各行をソースと照合します。
たとえば次のように依頼します。
添付した提案書から比較表を作成してください。1行目は「ベンダー」「価格」「契約期間」「含まれるサポート」「主なリスク」「ソース」とします。ベンダー1社につき1行です。通貨と単位は変更せず、記載がない値には「記載なし」と書いてください。スコアや推奨は推測しないでください。
次の動画では、キャンバスのコンテキストから編集可能なテーブルを作成する流れを確認できます。
最初にプレースホルダーが表示され、完成するとスプレッドシート形式のオブジェクトに置き換わります。ソースデータとして扱う前に、セルを確認してください。
表そのものが成果物の場合だけテーブルを選ぶ
テーブルはドキュメントより用途が明確です。説明よりも、全項目で同じフィールドを保つことが重要な場合に使います。
| 必要なもの | 適した種類 | 理由 |
|---|---|---|
| 比較表、チェックリスト、評価表、一覧、アクショントラッカー | テーブル | 各項目が同じ列構成に従います。 |
| 説明、根拠、小さな比較表を含むレポート | ドキュメント | 文章が中心で、表は補助です。 |
| 見出しごとに異なる種類の情報を持つリスト | ドキュメント | 異なる情報を同じ表に押し込むと分かりにくくなります。 |
| グラフ、図解、インフォグラフィック | 画像 | 関係を視覚的に伝える必要があります。 |
| 閲覧するダッシュボードやインタラクティブなワンページャー | ウェブページ | セルだけでなくページとしての動きが必要です。 |
| 成果物の形式も選んでほしい | 自動 | 依頼とコンテキストから種類を判断させます。 |
ドキュメント内で「表を入れて」と依頼すると、文章と表を含むドキュメントができます。テーブルを選ぶと、セルが主な成果物となる独立したスプレッドシート形式のオブジェクトができます。
判断理由を長く説明する必要があるならドキュメント、すべての選択肢を同じ項目で評価できるならテーブルを選びます。
ソースコンテキストと表の設計から始める
デスクトップではAI Studioパネル、対応するスマートフォンや狭い画面ではキャンバスのツールバーからAI Studioを開きます。編集権限と使用可能なワークスペースのAIクレジットが必要です。
選択したキャンバスオブジェクト、プロンプト、アップロード済みの添付ファイル、公開URLからテーブルを作成できます。添付は最大10件で、各ファイルから最大20 MBをコンテキストとして読み込みます。キャンバスオブジェクトは最大20個まで選択できます。
選択はソースコンテキストです。選択したオブジェクトは変更せず、表示中のキャンバス領域の近くに新しいテーブルを作成します。
送信前に4点を決めます。
- 見出し: 列を必要な順序で指定します。
- 行のルール: 1行が1社、1要件、1タスク、1件のソースレコードなど、何を表すかを決めます。
- 並び順: ソース順、優先度順、日付順などを指定します。
- 欠損値のルール:
記載なし、不明、該当なし、要確認など、見て分かる表記を選びます。
AI Studioのテーブルは最大20行、6列です。見出し行も20行に含まれるため、データ行は最大19行です。ソースが多い場合は範囲を絞る、複数のテーブルに分ける、優先度の高い行から抽出する方法を選びます。
テーブルの目的に合わせて依頼する
構造化された事実を抽出する
添付ファイルから契約条件を抽出してください。1行目は「ファイル」「発効日」「更新」「通知期間」「料金」「ソースページ」です。契約1件につき1行とし、日付と通貨はそのまま写してください。値がない場合は「記載なし」と書いてください。
推測が仕事の一部でない限り、AIに空欄を埋めさせないでください。もっともらしい値で埋まったセルは、正直な欠損値より危険です。
選択肢を比較する
選択したツールを比較してください。1行目は「ツール」「主な用途」「導入工数」「共同作業」「エクスポート」「根拠」です。ツール1つにつき1行とし、主張は中立でソースに基づくものにしてください。不明確な場合は「要確認」と書いてください。
表の後に理由を含む推奨事項が必要なら、ドキュメントを選んで文書内に比較表を入れるよう依頼します。
チェックリストを作る
ローンチ準備のチェックリストを作成してください。1行目は「確認項目」「合格条件」「担当者」「ステータス」「根拠」「メモ」です。確認項目1件につき1行とし、選択した計画書だけを使ってください。担当者が明記されていなければ「未指定」、ステータスが明記されていなければ「要確認」とします。
記載のないステータスを完了にしたり、担当者を作ったりさせないでください。
評価表を作る
ベンダー評価表を作成してください。1行目は「ベンダー」「セキュリティ」「信頼性」「サポート」「価格」「合計」です。1から5で評価します。添付した評価に十分な根拠がある場合だけ採点し、それ以外は「未評価」と書いてください。必要なスコアが1つでも欠ける場合は合計を計算しないでください。
AIの判断で採点する場合は、各スコアの基準を指定し、自分ですべて確認します。評価基準のない数字は、客観的に見えるだけです。
実行計画を作る
選択したプロジェクトノートを実行計画のテーブルにしてください。1行目は「作業項目」「担当者」「期限」「依存関係」「ステータス」「ソース」です。作業項目1件につき1行とし、日付の表記は変えないでください。担当者や期限がなければ「未指定」とし、依存関係やステータスは推測しないでください。
仕事の意義を説明する提案書ならドキュメント、実行中に更新する行ならテーブルを使います。
行と列を揃える
- 見出しは最初の行に置き、短くします。
- 1行には1つの対象またはアクションを置きます。
- 1列には同じ種類の値だけを入れます。
費用(USD)や期間(日)のように単位を見出しに含めます。- ソースで可能なら日付形式を統一します。
- 担当者、ステータス、期限を1つのセルにまとめません。
- 空欄、ダッシュ、推測を混ぜず、欠損値の表記を統一します。
- 検証が重要ならソースまたは根拠の列を作ります。
2つの明確な列に分けられる内容を詳細列へまとめないでください。ただし6列使えるからといって、不要な列を増やす必要もありません。すべての列が実際の判断や次の行動を支えるべきです。
セルごとに結果を確認する
| 確認項目 | 起こり得る問題 |
|---|---|
| 見出しの意味 | 行によって異なる種類の値が混ざったり、意味が変わったりする。 |
| 行の網羅性 | 重要な記録が抜ける、重複する、複数件が1行にまとめられる。 |
| 欠損セル | もっともらしい値を推測する、または意味の分からない空欄になる。 |
| 数値と単位 | 通貨、割合、期間、合計が誤って転記または計算される。 |
| 名前と担当者 | 言及されたチームが担当者だと誤認される。 |
| スコア | 明示されていない基準で評価する、または不十分な根拠を低評価として扱う。 |
| ソース | 違うファイル、ページ、URL、オブジェクトの主張を使う。 |
精度が重要なら各行をソースと照合し、ソースまたは根拠の列を残します。確認できないセルは、確実に見える状態で放置せず明示します。
レビュー後はキャンバス上でセルを直接編集できます。既存テーブルをAIで限定的に直す場合は、AIバージョンバッジまたはオブジェクトチャットから範囲を指定します。
価格と契約期間の列を添付した提案書と照合してください。そのセルだけを変更し、値がなければ「記載なし」としてください。
再抽出ではなく表の設計にクレジットを使う
完成したテーブルを削除してもクレジットは戻りません。送信前に、必要最小限のソースを選び、見出しと行のルールを決め、対象レコードを絞り、欠損値の表記と採点基準を指定してください。検証が必要ならソース列を加え、20行または6列を超える仕事は分割します。
数セルだけの修正は再生成より直接編集する方が安く済みます。全行で設計が違うならプロンプトを直して一度だけ再生成し、3つのセルだけが違うならそのセルを直すか、対象を絞ったオブジェクトチャット編集を使います。
テーブル生成が期待どおりに動かない場合
| 問題 | 確認すること |
|---|---|
| 表ではなく文章になった | テーブルを明示的に選び、見出しと行のルールを指定します。 |
| 横に広すぎる、重要な項目がない | 6列以内で判断に必要な項目を優先し、補足は別のテーブルまたはドキュメントに分けます。 |
| 行が抜けている | 合計20行以内にし、ソース範囲や対象レコードを絞ります。 |
| セルに推測が入っている | 欠損値のルールと、根拠のない値を推測しない指示を追加します。 |
| 見出しとセルがずれている | 1行目:に続けて見出しを順番に書き、1行が何を表すか指定します。 |
| スコアが恣意的に見える | 評価基準と根拠の条件を示すか、採点をやめてソースの事実を比較します。 |
| ソースファイルが使われなかった | アップロードの完了、対応形式、コンテキスト上限、選択したオブジェクトを確認します。 |
| 分析も必要だった | ドキュメントを選び、文章と小さな表を依頼します。 |
| プレースホルダーが処理中のまま | 待ってからキャンバスを更新し、同じ依頼を重複して送信しないでください。 |
| クレジットでブロックされた | もう一度試す前に、管理者へお支払いでクレジットを追加するよう依頼します。 |
処理中のテーブルのプレースホルダーを削除するとタスクをキャンセルできます。サポートに問い合わせる場合は、キャンバスのリンク、おおよその依頼時刻、プロンプトの要約、予定した見出しと行数、添付ファイルの種類、プレースホルダーの有無、クレジットがブロックまたは消費されたかを伝えてください。必要と明示されない限り、非公開のファイルや顧客データは送らないでください。
